肩関節疾患のなかでも、中高年に生じる肩腱板断裂は無症候性から症候性にいたるまで、さまざまな病態を呈します。その治療法として第一にリハビリテーションがあげられますが、そのアプローチには、健常人の肩甲帯機能を理解すること、腱板断裂患者の病態、診断における断裂範囲と部位を把握することが必要です。正確な評価を基礎として各患者にあわせたリハビリテーションアプローチを行うために、本セミナーでは、基本的な肩運動学と診断学をふりかえり、腱板断裂に対するリハビリテーションを再考します。
第10回肩の運動機能研究会(平成25年)の森原 徹会長と三浦雄一郎副会長が連携して当セミナーの開催となりました。
開催概要
日時:2018年2月25日(日) 9:30~16:00
場所:同志社大学 今出川キャンパス 良心館
参加費:10000円
主催:NPO法人京都運動器障害予防研究会
共催:同志社大学スポーツ健康科学会
科研製薬(株)
プログラム
9:30-9:40
開会 NPO法人京都運動器障害予防研究会 理事長
たちいり整形外科 会長 立入克敏先生
Ø 肩甲上腕関節と肩甲胸郭関節の正常運動
9:40-10:15
総 論 京都橘大学 理学療法学科 甲斐義浩先生
10:15-10:50
応用動作と評価の実際
伏見岡本病院 理学療法士 三浦雄一郎先生
Ø 腱板断裂の病態、診断および治療
11:00-11:20
病態 京都府立医科大学 整形外科 木田圭重先生
11:20-11:50
診断 画像診断の基礎
たちいり整形外科 立入久和先生
11:50-12:10
断裂サイズと評価方法 田辺中央病院 整形外科 竹島稔先生
12:10-12:30
治療 保存療法と手術療法の実際 京都府立医科大学整形外科 森原 徹先生
昼休憩
Ø 腱板断裂患者の運動学
13:20-13:50
腱板断裂患者のバイオメカニクス 京都橘大学 理学療法学科 甲斐義浩先生
13:50-14:20
EMG解析と運動療法への応用 伏見岡本病院 理学療法士 福島秀晃先生
Ø 腱板断裂患者への運動療法について考える
14:20-14:40
自動介助運動について 伏見岡本病院 理学療法士 三浦雄一郎先生
14:40-15:10
運動療法の姿勢について 伏見岡本病院 理学療法士 福島秀晃先生
15:15-15:50
リハビリテーションの実際 伏見岡本病院 理学療法士 三浦雄一郎先生
福島秀晃先生
15:50-16:00
閉会 同志社大学 スポーツ健康科学部
NPO法人京都運動器障害予防研究会 副理事長 北條達也先生
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